メッセージ動画はこちら → 大垣市医師会会長メッセージ – YouTube
新型コロナウイルス感染防止対策のお願い
~感染拡大を防ぐために今できること~
現在、デルタ株による感染が急拡大しています。
デルタ株は従来株のウィルスに比べて、感染力が約2倍強く、20代や30代の若年者でも重症化する場合があります。
岐阜県においても、新規感染者が急増しております。
このまま感染爆発状態に歯止めがかからない場合、医療体制が崩壊し、救急搬送が滞るほか、予定した手術が行えないなど、「救える命が救えない」災害級の事態に陥ります。
この感染拡大に歯止めをかけるために、今、必要なことは、感染しやすい行動を控える、体調を管理する、そして、ワクチン接種を受けることです。
すでにワクチン接種を受けられた人も油断せず、マスクの着用を徹底し、会食はもちろん人混みを避けるなど、人との接触を極力減らすことが重要です。また、日頃から体調に気を配り、少しでも異変を感じたときは、仕事や学校など、すべての外出を控えてください。
ワクチン接種につきましては、65歳以上の約9割の人が2回接種を終え、感染者や重症者に占める高齢者の割合が減ってきており、確実にワクチンの効果が表れています。
現在、接種を進めている新型コロナワクチンは、極めて有効で安全性が高いワクチンです。
これらのワクチンを接種した場合、発症予防効果は95%、重症化予防効果は90%以上、感染予防効果は90%と言われており、ワクチン接種は、感染予防に大変有効であると言えます。
ワクチンについては、さまざまな根拠のない情報が流れております。
こうした情報に惑わされず、厚生労働省や大垣市などの情報をご確認いただくようお願いします。
最後に、医療に携わる者としましては、市民のみなさんの命を守るためにも、一日も早く、感染拡大を収束させ、地域の医療体制の崩壊を防ぎたいと思っております。接種が可能な人は、正しい情報に基づいて、ワクチンの接種を検討してください。皆さまのご協力をお願いいたします。
令和3年8月27日 大垣市医師会 会長 沼口 諭